【章劇】つなぐこと、守ること
最終更新から半月たってるのですが、案外アクセス頂いていてなんだか申し訳ないので記事アップ。パソコン故障中につき長文がなかなか書きづらくて……。
すみません、まだ先月の話です。今月はまだ行けてません/(^o^)\あちゃー
さて、本文へ。
ここ数日、よく聞いている曲があります。youtu.be
舞踊ショーの終盤でこの曲を見て聞いた時の感覚が未だに残っています。
というのも、この日の口上で蓮座長がおっしゃっていたこと。そして素晴らしい舞踊が後見・座長と続いたことが全て相まって、グッと胸が熱くなったのです。
芝居終わりの口上では、10月から座長になったことや劇団が15周年ということもあり、何度か「自分が役者になってからこれまで」についてさらっと話題にしていました。それまでなんとなく聞いているだけだったんですが、ある日の言葉はとても心に残っています。
「身内や親戚に役者がいないから座長になれるなんて(思っていなかった)」。
言葉のあやというかリップサービス(?)でなんとなく言ったのかもしれないけど、副座長だったし次にやるならあなたでしょうよ!ってツッコみたくもなったけれど(笑)、他の劇団はそういうところがほとんどだし内側の人間からするとそんな感覚なんでしょうかね。
そして劇団十五周年、座長昇進の大会の芝居は章太郎さんが座長となったときにやったものを自らの願いでやらせてもらったのだとか。
そんな口上の言葉が脳裏に残りながらの二曲。
「風雪に吹かれて聞こえる唄は」澤村章太郎
たった数分の中に一人の人生が描かれていて、家族のアルバムをめくって見ているような気持ちになりました。どこか懐かしくて優しい、けれど少し切ない。そして人のあたたかさ。じんわりじんわりと心が包まれるような感動でした。
「悲しみの帳」澤村蓮
そんな章太郎さんに続いた座長・蓮さん。この曲自体がとても好きで聞くだけで泣きそうになるのですが、更に世界観を色濃くするふんわりした微笑みで踊ってくれました。指先から、視線から伝わる柔らかさ。母のように姉のように寄り添ってくれているような優しさがそこにはありました。
うまく言葉にならないのが本当にもどかしいのですが、章太郎さんから蓮さんへ確かに継がれた、ということを強く感じました。もちろん本人たちがそんなことを表現したつもりはないのでしょうけれど。
お茶目で、
良い意味でくだらない、
でもかっこいい
そんなお二人がこれからもたくさん見られますように!
11月の章劇さんはみのりの湯にて公演中です。私はまだ行けてないのでこれから。